Week 10
8th Mar,2019
Week 10
8th Mar,2019


雨が多かった、そんな週。

苦手なことがうまく進めることができた、珍しい1週間。
本当に不便だなぁと感じる銀行事務処理周り、免許更新での時代遅れな拘束講習制度。嫌なことばかりでもない、なかなか進め方で頭を悩ませていたプロジェクトも、パートナーの尽力のおかげで道筋がみえてきた。



写真をいつも撮りたいと心から思っている、その証拠にM10を常に肩から下げ、バッグに詰め、行動を共にしている。だけど自分の眼に映るのは何も刺激のない変わらない街・モノ・人。もちろん1回もシャッターを切らずに、ただただの鉄の塊として1日を終える日だってある。ただライカだけはそうはいかない、自分もそんなはずはない、と粘る。
自分は反動の生き物なのか、こういうモヤモヤが溜まってくると時々爆発する。「自分には覚悟が足りない」と、M10のような高額なプロダクトに手を伸ばし、「写真で満足できない原因はアクションを起こしてないからだ」と、海外に飛ぶ。
でも、そうことじゃなかったかもしれない
外出をすると当然、移動が多い。そして、その時間はいつも退屈。そうなんだけど、見方を変えてみると世界が変わる。タクシーに乗ったら何も考えずにシャッターを切ってみる、電車をただ待っている時間こそ「いつもと同じこの空間にも、他の捉え方があるのかな?」と思考を巡らせてみる。すぐそばの情景こそ、自分らしい一面を切りだすことができるチャンスタイムなのかもしれない。そう考えると写真は楽しい。昔から、フッと、ワッと、インスピレーションのようなモノが湧き上がってくる感覚を感じた時に、シチュエーションだったり被写体の期待値だったりとアクションに移せない自分がいた。けど今は「こういう感性に素直に従うゲームをやってるんだから」と思い込み、仕方なくカメラを出し、シャッターをきる。たったこれだけで、今まで悩んできてことが報われる、気がする。こういうの訳の変わらない思考戦争を”向き合い方”というのかな、少しづつ少しづつ。
日常に視点を






記事内の写真で使用した機材
LEICA M10 Black Chrome
Leica_APO-Summicron-M 50mm f2 ASPH