1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 / 1981 /

1981'Photography, Be yourself.'

LEICA NOCTILUX-M f0.95/50mm ASPH.

7th Aug,2024

LEICA NOCTILUX-M f0.95/50mm ASPH.

7th Aug,2024

「0.95の世界」

僕がカメラやレンズを選ぶとき、仕事のことなんて考えてない。欲しくてたまらなくて背中を押す材料に仕事を持ち出す程度。作品をどう撮るか、それだけで頭を悩ましてます、いつも。

ここ2ヶ月ほど、いつになく頭を悩ませた。機材を持ち腐れていることに落胆を覚えるし、貧乏性な思考で高機能高性能のカメラを良く持ち出す。土門拳氏が言う「なんて間がいい写真なんでしょう」といった写真を量産していた。

Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.

自分は何を撮りたいんだろう。もちろん被写体に迷いはない。けど”何を”撮りたいのだろう。

色々なことを相談できる友人ができた。6月初旬。
今8月には結構仲は深くなっているはずなのであえて友人と言わせていただく。

会うたびに2、3時間、機材の話、レンズ性能の話、表現の話。決して答えを教えてくれる訳ではない。基本的には僕の言葉を汲んでもらって、その熱量が向かう先を肯定してくれる。

Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.

けど性格のひん曲がっている僕は会話の賜物を「その通りだなぁ」と胸に抱えながら帰路に着き、また悶々とリサーチを繰り返し悩む。そして数日後、真逆の行動をして結果報告に向かう。僕はつくづく変なやつだなぁと感じるんです。

でも裏を返せば唯一無二なんですよ、こんな変な人間。だからこそ僕は僕らしく生きて、僕らしく写真を撮って、僕らしく自分にワクワクしたい。あぁ、意外とシンプルだったなぁ、作品を撮り始めた頃はそうだったなぁ。

Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.

ノクチルックスf0.95というレンズがある。昨年ノクチルックス初代復刻を手に入れるときに一緒にとても悩んだレンズだ。当時は非日常のグルグルボケを見たかったし、f0.95のレンズを使いこなせる自信は全くなかった。

決定的瞬間を撮影できる訳でもない、極地にいけるスーパーマンでもない。けど自分にしかできないことはある。このレンズを海に沈めた人はおそらく世界で1人もいないはず。そんなことを考えてたらf0.95の世界を覗きたくなった、そしてまだ世界で誰も見たことのない波の写真を僕が一番見たくなった。

Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.

とにかく驚いた。

驚きすぎてすぐ友人にLINEしてしまった。僕の現像ミスなのか、レンズの特性なのか。ボケが独特すぎてそこには見たことのない世界が広がってくれていた。

そしてノクチ0.95の動画の世界も楽しい。ライカSL2-sを使っているのもそんな理由。

Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.
Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.

見たことのない世界。でもいつかは見慣れた世界に変わる。だとしてもチャレンジしない理由にはならないと思った。そんな意味がなさそうこと、誰もやらない。でも誰もやらないからやる。とにかく毎日がワクワク。活動初期と同様、週に2、3度海に向かう日々。

Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.

少し絞れば良く写る。けどまだまだ解放を研究しきれていない。数年かかっても良い、自分らしい使い方でレンズと仲良くなりたい。

光とレンズの関係を理解してあげると本当に美しい描写に。そしてモノクロとの相性がクセになる。ピントを合わせること優先でまずはSLに常時つけている。手首がもげそうに重たいセット。ボディが幾分軽いライカMで使いこなせるのか、そちらはまた別の機会にまとめてみたい。

誰も見たことのないこの世界を、いつかどこかでお披露目を目指して。
自分が楽しみながら、ワクワクしながら、がむしゃらに撮ります。

Leica SL2-s / Leica Noctilux-M f0.95/50mm ASPH.

独断と集積