今年は息子のセレクション。
サッカー三昧な夏、開幕。

僕自身、セレクションとか受験みたいな大勝負を経験したことがない。

サッカーはトラウマレベルで下手くそだったし、進路も何故か上手い具合に推薦で、就職も推薦。だから息子のセレクションで一番緊張してたのは実は僕だった。周りにビビって力が出せなかったらかわいそうだから「とにかく楽しもう！失敗しても2度と会わないから大丈夫！」って声かけたけど無用でした。

組んだチーム、初戦、全員のいいところが消えてボロ負け。息子はまぁ堂々としてたし自分らしくやれそうだなぁと感じてたけど、そのボロ負けを受けて全員で話し合い。各々のいいところが活きるように作戦を立て、2戦目から全く違うチームに。見ててまじで楽しかった。

自分達で流れを変えて結果を掴むなんて胸熱だよ。肝心の息子、彼の全ての良い個性を全て出せた。今までのベストバウト。それをここで出せるのは本当にすごい。2年から叩き込まれてきた考えるサッカーをベースに、ここ1ヶ月でコツを掴んできた体を活かしたDF、相手にドンピシャなスルーパス、奪い取ってすぐ持ち替えてロングシュート。良い声もたくさん出てた。

今まで気の良さというか優しさでイマチイだった対面が強化されて全体のクオリティが上がってる。いやー、楽しかった。

終わった後、手を上げて出迎え。すぐに強めのハイタッチで返してくれて「受かる受からないはわからないけど、後悔が一つもない」と胸を張って言ってくれた。思わず頭をくしゃくしゃしてやった。僕も全く同じ気持ちだったから、なんか嬉しかった。

志の高い仲間と一緒に闘えたお陰でいい成功体験ができたと思う。良いチーム、仲間に感謝だね。

いい夜だったので2人でかっぱ寿司で飯食って帰ろうとしたけど1時間待ちだったので、コンビニで豪遊した。汗で湿った身体にクルマのクーラー浴びせながら食った鳥ササミチキンは忘れないはず。

僕は良い夏の匂い、彼にはとってはどんな夜になったんだろう。

大人になったら聞いてみよう。