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1981'Photography, Be yourself.'

HASSELBLAD 500C/M + Planar C 80mm F2.8 + A12

1st Jul,2019

HASSELBLAD 500C/M + Planar C 80mm F2.8 + A12

1st Jul,2019

突然ですが、ハッセルブラッドを手に入れました。

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. ISO 100 1/125s f/2

まずは一言「美しい」。

その”美意識”は研ぎ澄まされた造形だけではなかった。

触れた感触、そっと抱えて感じる重さ、壊れぬよう”ハッセル作法”操作の難しさ。
どれをとっても新しい出会い。

せっかくだから新しいカメラを購入した経緯を。

仕事では5DM3を。
普段持ち歩くカメラはライカM10を。
ほぼライカしか触らない日々。

購入して1年くらい。そのライカに関しては色々試してきた。

まずはjpg撮って出しだけで美しい。カラーはもちろんモノクロモードも。自動で現像されるモノクロもとても綺麗だ。当初はよくwifi機能でSNSにアップしてた。そして溜まっていたRawファイルの現像作業にハマる。ソフトは使い慣れたCaptureOneを。これでまたライカの奥深さを知る。現像することで、その写真の世界観を造ることができる。何気ない写真も鬼気迫る空気感を引き出せたり、より被写体の魅力に近づけたり。と、まぁライカにどっぷり魅了され続けている。

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. ISO 100 1/250s f/4
Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. ISO 200 1/1000s f/2.5
Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. ISO 100 1/250s f/3.4

「LEICA M10」
この無駄を削ぎ落とした完璧なカメラを購入と同時に、アポズミクロン[APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.]をレンズにと購入している(ビジュアル的にシルバーを)。「もうレンズ交換をしないで標準レンズというわれる50mmを極めるまで撮り続けよう」と心に決め意気込んでいた。なのだが昨今、撮りたい作品イメージへの想いがふつふつと脳内から湧き出だし「どうしても被写体にもっと寄りたい、奥底の魅力を撮りたい」と思うように。もちろん今の機材、M10とアポズミでも十分に解像するので、トリミング処理を施しても全然画質が劣化しない。ただWEBで閲覧する上での話。「これをプリントしたらどうなるんだろう、どうせならしっかり撮ってみたい。」という欲が湧いてきた。ほんの1月前ほどからだろうか、ふと、新しいレンズを調べるようになった。

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. ISO 100 1/250s f/4.8

– アポズミクロンはLeicaMM(M Monochrom)で、そのポテンシャルをいかんなく発揮できるとされているレンズ。理論上は約3倍?の解像度で表現できるらしい。2019年、新LeicaMM(M10ベース)を期待&貯金。

「LEICA HEKTOR 135mm/f4.5」
ライカには唯一マクロ対応のレンズとアダプターが用意されている。”MACRO-ELMAR-M F4/90mm”だ。ただ値段もお高く数十万。アダプターも高価。作品撮りのためなら。。そう考えれば値段など気にせずオーダーできるし、今までも躊躇なくそのようにしてきた。だが「もっとやれることはないだろうか?自分ならではの新しいアプローチを熟考すべきでは?」と、思い悩んでいた。そんな中思い浮かんだアイデアが、気になっているテーマ「劣化」・「エイジング」に沿って、この表現を古いレンズを使って取り組むチャレンジだ。なかなか面白いのではないのか、と自分の中だけでわくわくした。そこで製造年が古く歴史のあるレンズ、また「望遠レンズで寄って撮ることも可能なのでは?」というトライのため望遠を。と色々模索する。そうなるとライカレンズでは選択肢は少ないから選び易い。購入したものは中古で1955年製造の少々状態がよくないレンズ。かなりの安価だったのでダメ元で手元に呼び寄せてみた。(レンジファインダーのライカでは135mmのレンズは人気が低い。ピント合わせが難しい。製造も古い物となれば市場には安価で出会えるはず。)しっかりと写してあげれば状態も良い。クロップしても画質に違和感はない、掘り出し物だ。

Leica M10 + HEKTOR F4.5/135mm ISO 100 1/1000s f/5.6


– 寄れる。というか50mmでしかライカを覗いたことがなかったのでとても新鮮な135mm。

Leica M10 + HEKTOR F4.5/135mm ISO 100 1/1000s f/3.4


– そして状態が悪いはずなのにしっかりと映る。ただし弱点は逆光。

「LEICA M3」
掘り出し物のレンズを手に入れた満足感から、カメラ本体にも歴史ある筐体を。という想いがふつふつと。そうなるとフィルムだ。調べるのにはお金はかからない(時間はかかる)のでリサーチ。結果ライカで気になるフィルムカメラは「Leica M3」の一択となった。ただこのカメラ、当然古い。ので状態の良いものを探す難しさ、また最近のフィルムブーム?で相場がかなり高騰となっている現状も知る。外観にもこだわる私は、高価とされるブラックボディが気になってしまった。

そう考えながら新しいチャレンジ「ライカフィルム」に必要なM3をウェブサーチする日々が続いた中、あることに気がついた。「そもそもライカで作品撮りって向いてないんじゃないのかな」と。本末転倒。被写体にもっと寄りたいとか、望遠とか。そもそもライカが苦手というか守備範囲じゃないところを模索してたけど、そこじゃないのでは。と日課のジョギングをしながらでも真剣に考えていた。「フィルムという観点は悪くない、エイジングされた被写体を古い筐体で表現するのは面白い、だけどライカじゃないのかも」そう思いはじめた。

「HASSELBLAD 500C/M」
ハッセルブラッドに行き着くまでのストーリーが長い。今振り返っても、自分の異様な思考回路にうんざりする。

そうやはりライカはスナップカメラなんだと気持ちがまとまった。100万のM10、100万のアポズミ。そりゃあただのスナップカメラ以上の期待をしてしまうのも無理がない。ただ仲間になって1年が経過して、高価なカメラという印象が徐々に薄れ、いつもカバンに忍びこむ友達のような存在に成長していると、今は感じる。そうなればもっと連れ回して、もっと自分の直感と感覚でシャッターを切理、1枚1枚をつくり込まずに空気感を切り取るように接してやらないと勿体無い、とライカに対して思った。

そうなるとしっかり構図を作って、構えて、作り込んでとなる。その回答は「中判」だ。ハッセルの存在は知っていたが、フェーズワンとかのハイエンド機器のイメージしかなかったが、その昔からプロに愛され、今もなお健在というその姿は全くと言っていいいほど知る由もなかった。”ふつふつ”が”どばどば”に変わりつつあった。得意のネットサーチを開始すると狙うモデルは500CM、レンズは標準カールツァイスプラナー[ZEISS Planar]。色々な店舗で納得のいく物を探し続け、ドキドキしながら我が家へ迎え入れた。

レンズはシルバー。私のこだわりとして、カメラ本体は”黒”、レンズは”シルバー”。そのルールに乗っ取りハッセル本体もブラックモデルがあったのだが、未来を見据えブラックベースだが縁の装飾はシルバー本体に。その未来とは、ハッセルブラッドをリサーチしている最中にハッセルから新しい中判ミラーレスカメラの発表と、500CMのような古いVシステムフイルムカメラをデジタルにする”CFV II 50C”を発表したのだ(年末発売?価格未定)。中判ミラーレスも大幅な値下げで60万円ほど。ライカ病に犯された身としては、デジタルバックの値段も期待してしまう。そう、発表されたデジタルバックのデザインを見ると本体シルバーモデルに合わせてデザインされていた。なのでデジタルかも踏まえてカメラ本体はシルバーに。そしてレンズはシルバーのものは初期に製造されたもので、私のレンズは初期製造の6枚玉(6枚玉の中では後期?)。レンジにコーティングがされていないモデルで、その道の方々には重宝されるレンズらしい。私にとっては状態のとてもいいシルバーのレンズということで大切に使おう。

長くなってしまった。
まだ最初のフィルム12枚が撮り終えていない。

今のところハッセルはここぞ!という場面で撮りたいと思っている。デジタルで邪険に扱われているシャッターの回数が通用しない12枚撮りのフィルムならではのコミニュケーションを。1枚1枚想いを込めて写していこうと。

色々思考を巡らせたが、LEICA-M10という高価で高性能なカメラを手にしたことで抱えたジレンマの出口からようやく脱出した気分。だけどもここはまだスタート地点な気がした。仕事では5DM3を構え、普段は片手に握ったM10で気軽にスナップ、週に2枚くらいのペースで最高の写真をハッセルで。

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. ISO 100 1/125s f/2.4

そんな日常がこれから楽しみだ。

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