記録という意味を込めて、日々悩みながら判断する”コト”や”モノ”に付いて少しづつまとめていこうとブログを自作しました。

 

物を購入する際、値段に関係なく類似商品の特性やレビューを一通り調べる。気をつけているポイントは、所有して得られる満足は精神的なアレであり、一時的な気休めでしかなく、真実ではない!という点で、調べている。そしなるべく勢いで購入しないように自分に言い聞かせている(とはいえ、1週間悩み倒すか、一瞬で買うかの白か黒の性格)。そして大切なことは、日常生活で物理的な”モノ”として、家の貴重なスペースを”モノ”が牛耳るという現実も考慮しながら多角的に。

 

購入前なのにリトル僕とリトル僕との脳内抗争が勃発してしまう、そんな自分が先日ライカのM10を購入した。家、車に次ぐ最高額更新となるライカ。1年前の自分では考えもしなかった買い物だ。

 

 

そもそもカメラマンでもない自分が、カメラ好き最高峰というイメージのライカに、興味を抱くことになった背景は何だろうと。もしかしたら”父親から受け継いだ一眼”と、自分の”めんどくさい個性”なのかも、と感じている。

 

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.

 

カメラとの出会いは遡ること小学生や中学生の時。当時カメラ付き携帯なんて便利なものはもちろん存在せず、身近なカメラといえば写ルンです。24枚で1つのカメラが終了し、現像プリント。今から考えると、明らかに不便なルーチンの割には「当たり前なこと」と状況を受け入れ、それなりに写真というのが身近に存在していたんだろうと振り返る。

 

そんな中で20歳くらいの時に父親からASAHI PENTAXのフィルム一眼を譲り受けた。当時はインターネットで調べ物をするという時代ではなく、本屋で立ち読みしたりして、使い方などは都度、試行錯誤。何本のフィルムを無駄にしながら感覚で使い方を身につけていった。ただ当時の友人の中でも同じ趣味に苦労をかけている人はいなかった。ただ、それが心地良かったのもある。多数と同じことをしている自分にクエスチョンを感じる性格でもある。変わり者の自分は富士登山にデジカメとフィルムとビデオカメラを持って登ってた、そんな当時が懐かしい。

 

 

時代は流れて、デジカメは進化し、時を同じくして自分のフィルム一眼もシャッターが切れなくなって修理に出すもメーカー部品製造が終了。自分とカメラの向き合い方が切り替わった瞬間だった。

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.

 

今から10年前、当時はまだ自分のような若者ユーザーには普及してなかったと記憶するデジタル一眼。社会人となり経済的に余裕もできた頃、入門モデルのcanonのデジタル一眼(EOS kiss)を購入。そこから退職、個人留学、専門学校、就職、結婚などの各シーンにて常にカメラの存在があった。そんな過程でレンズ解放での描画の魅力にハマり、かつ人を撮ることに喜びを覚え、ど素人なのに5DM3に乗り換え。中望遠・広角・望遠と、ひとしきり沼を歩き続けると共に、持ち運び機材の数も膨大となっていく人生に。と同時にiPhoneのカメラ性能の進化は止まらず、片手で収まりいつも手元にあるデバイスと比べると、レンズの付いた重い一眼とレンズを若者のようにキラキラした精神で持ち歩くことはほぼ皆無に。いつからかテクノロジーは高度で身近となることで、誰でも手に入れることのできる”機能”よりも、自分にしか演出できない”機会”に惹かれるようになった。今や一眼レフは誰でも気軽に手に入る電子機器に成り替わり、天邪鬼な自分にとってはテクノロジーの進化に伴ってカメラとの距離が空いてしまう、そんな退屈な時代をダラダラと過ごしていた。

 

そんな2018年の7月、突然ライカが気になった。

  

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


 

Leica M9とLeica SLを所有している友人から購入もずっと進められてたが「そんな高額な商品、高嶺の華」と1mmも心が揺らいだとこがなかった。

 
ではライカを購入した理由とは?

 

1番の理由はライフスタイルを劇的に変えたかった、あのフィルム時代の時と同じような向き合い方に戻りたかった。仕事柄、自ら行動して新しい生き方を模索しなければならい。そんな自分の人生に「何かと真剣に向き合う時間」というのは、お金では買えないプライスレスなこと。大人になるに連れてその感覚が薄れていくのを感じていた自分に、大きなリスクを背負って試してみたいと。ほど直感だったのかもしれない。

 

とはいうものの”Leica M10 本体価格95万”、”レンズ APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. 価格は約100万”。(ありえない笑)
ライフスタイルを変えるのに200万円、、と誰しもが頭に浮かぶ。けど、ライフスタイルが劇的に変えるのは難しい。ただ変わることで得られるモノは何となく知っている。

  

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


 
実際に所有して1ヶ月未満だけど、毎日持ち歩いている、毎日撮っている、撮った写真をディスプレイで見る度に唸る、サッカーの現場、仕事の現場で会う人を撮って写真をあげて喜ばれる、それがキッカケで仕事が生まれる(こともw)。

 

 

サイズも小さくてバックに収納するのに困らないし、重さは、、、値段の重さもあるから正直分からないけど、レンズは軽い。ライカを常に携帯している日々が繰り返され、毎日自分のライフスタイルの中で写真を収める、つまり解釈は「自分にしか撮れない写真」だ。

 
機材のパフォーマンスは秀逸、ならば自分という操作する人間の深さのみだけでカメラと向き合える。そんなことを1週間も考えながら、世の中のライカ M10、M9-P関連のWEBサイト、ブログを全て読み切った。そして連日連夜繰り返し閲覧し悩み続ける、、、とうとう仕事に支障が、、と感じ始め限界を感じたとき、腹を決めて店舗に足を運んでいた。

   

 
ただM10は優秀すぎる点が引っかかっていた。実際購入する数時間前まで中古のM9-Pを購入を決意していた。M9独自のCCDでしか描画できない空気感のようなものがすごく気になっていた。そういうレビューも全てみた。そして実物を触ってみると、ディスプレイ性能には愕然としたもののブラックペイント仕様のボディにも惹かれ心は決まっていた。が、タッチの差で売り切れてしまった。。運命なら仕方ない、迷わずM10に手を伸ばした。

  

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


 

機能面や価格で普通は悩むのもだけど、ライカに関しては全くその部分は悩まなかった。神聖化されたプロダクトだからなのだろうか?値段が高いとゴネたからって、安くはならない。体験したかったら支払うしかないのだ。

 
 
 

自分のプロダクトとの向き合い方が凝縮されたライカ。デジタルという宿命で一生モノと呼べないかもしれない。ただ限られた時間の中で一緒に過ごすことに価値があるのではないだろうか。とにかく今は楽しんでいるし、撮った作品も載せていこうと思う。

 

Leica M10 + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.